冬が近づいて乾燥が厳しくなると、丁寧なボディケアが必要になります。しかし、寒い時期になるとお風呂上りは早く服を着たいので、ゆっくりケアができないというケースもあるのではないでしょうか。そこで今回は、冬でも寒さを感じずにしっかりケアする方法をご紹介します。
まずお風呂の入り方は、湯温は少し低めの38~39℃くらいで10~15分間浸かります。ゆったりお湯に浸かることで、血行を促し毛穴が開いて、そのあとのケアも効果的になります。湯温が高すぎたり、長湯をすると肌のうるおいが流れ出てしまいますので、ほどよい湯温と時間でリラックスすることが大切です。保湿成分が含まれた入浴剤を入れたり、ボディオイルをお湯に垂らすのもよいでしょう。
入浴時に肌を洗う際は、タオルでごしごし洗わずに石けんやボディソープの泡を使って手のひらで優しく洗います。乾燥しやすい時期の洗浄剤は、クリーミーな泡で肌にうるおいを残しつつ優しく洗える「無添加ボディソープ」や「無添加泡のボディソープ」などがおすすめです。
そして、浴室内で濡れた体を軽くタオルオフしたら肝心の保湿ケアです。寒い時期のボディケアは、そのまま浴室の中で行う「インバスケア」がポイントです。最近は浴室内で使うためのインバスケア用のボディクリームなども多く出ていますが、普通のボディクリームでもOKです。お風呂上りよりも、浴室内でつける方が少量でなじみやすいようです。全体に塗ったら、タオルで押さえるようにして余分な水分を取ります。クリームなどは脱衣室に置いておくと便利です。
浴室内でケアをするメリットは、体が温まっている状態のまま、暖かい空間で丁寧にケアできることや、水分が体に残っている状態でオイルをつけると水と油が混ざって乳化し、うるおいケアにも役立ちます。ひじやひざなどで、ごわつきを感じる箇所には、週1回程度のスクラブをインバスケアの中に取り入れるのもいいですね。
お風呂上りのケアについては、主なケアは浴室内で済んでいるので、お風呂上りはプラスαのケアを行いましょう。クリームは、少量を何回か重ねづけします。お風呂でケアが終わっていても、皮脂腺の少ない脚や腕などに重ねづけするとよいでしょう。特に乾燥しやすいひじ・ひざ・かかとにはより保湿力の高いクリームを重ねづけして、しわの中まで塗り込みます。また、お風呂上りにはお水をコップ1杯飲み、エアコンが入っている場合は加湿器などで乾燥を防止しましょう。
寒い季節はバスタイムのスキンケアによって、乾燥を防いでうるおいのある肌を保ちたいですね。