この時期は、夏の紫外線やエアコンの乾燥で髪と頭皮がダメージを受けているケースも多いのではないでしょうか。ケアを怠っているとそのままの状態で秋を迎えてしまうかもしれません。そこで今回は、秋に向けて美しい髪を保つための頭皮のケアについて、特にブラッシングを中心にご紹介します。
正しいブラッシングを行うことでいくつかの効果が期待できます。たとえば、シャンプー前のブラッシングで汚れやホコリを取ることでシャンプーの洗浄力が高まり、髪や頭皮を清潔に保ちやすくなります。またブラッシングを行うと血行が良くなり、頭皮や髪が健康になっていきます。髪についいてはキューティクルが整いツヤが出やすくなります。
シャンプー前のブラッシング方法としては、まず毛先のもつれをほぐし、順に根元に向かってブラシを入れていきます。一度オールバックにとかし、次に頭を下にして襟足からフロントに向かってとかすのもいい方法です。
そうすることで頭皮全体にブラシの先が届きます。キューティクルの流れに沿って、力を入れずブラシの重さでとかします。ブラシはパドルブラシがおすすめです。パドルブラシは空気穴があり、クッション性が高く頭皮に優しいのが特徴です。
そしてシャンプーの際には予洗いを行います。予洗いで汚れの8割が落ちるといわれており、のちのシャンプーの洗浄力が高まります。また、シャンプーは皮脂を取り過ぎると頭皮がダメージを受けるので、頭皮や髪に優しいものを使うようにします。汚れだけを取り、うるおいを残してくれるシャンプーがよいでしょう。
その他のブラッシングのタイミングとしては、寝る前と朝もおすすめです。寝る前のブラッシングは、寝具との摩擦で髪がからむのを防ぎます。ただし、頭皮が濡れている状態でのブラッシングはNG。寝る前のブラッシングはリラックス効果もあるといわれます。朝のブラッシングは、十分にもつれを解いてから行います。
流さないトリートメントやオイルなどを付けてからブラッシングすると、キューティクルが整いやすくなります。寝る前と朝は、豚毛など天然素材のブラシがいいでしょう。
頭皮を健康に保つにはブラッシングとともに、頭皮マッサージも有効です。シャンプー前に頭皮にオイルをつけて、爪を立てないように生え際から頭頂部に向かって指の腹でらせんを描くようにマッサージします。頭皮を引き上げるような意識で行うのがコツです。
秋になると過ごしやすくなり、出かける機会も増えてきます。この時期にしっかりケアを行って健やかな頭皮と髪で、秋のお出かけやレジャーを楽しみたいですね。