夏が近づくと頭皮や髪のべたつきが気になるという方も多いのではないでしょうか。ただでさえ暑いのにべったりとまとわりつく髪はやはり不快。そこで今回は暑い季節を快適に過ごすために、頭皮のべたつきを抑えてサラサラ髪をキープする方法をご紹介します。
頭皮や髪のべたつきの原因として、気温や湿度が高くなると皮脂や汗で雑菌が繁殖しやすくなることが挙げられます。特に洗髪の際に汚れやシャンプーが落ちきらずに洗い残しが蓄積して、べたつきや酸化臭の原因になることもあります。また脂質や糖質の多い食事や運動不足によって血行不良となり、頭皮のべたつきにつながることもあるようです。
頭皮や髪のべたつきを防ぐには、やはり毎日のシャンプーが基本。まずブラッシングで頭皮の脂や汚れを浮かし、38℃程度のお湯で予洗いします。その後、シャンプーをしっかり泡立ててから洗います。すすぎは髪の中に指を入れて念入りに行います。襟足や耳の後ろは洗い残しが多い部分なので、忘れずすすぎを行いましょう。
シャンプーのしすぎは皮脂が過剰に分泌されてしまうことがありますので、注意が必要です。優しいシャンプーで1日1回洗うようにします。シャンプーは汚れを落として、必要なうるおいを残してくれるものを使うとよいでしょう。
トリートメントは毛先を中心になじませるようにつけて、その後、洗い残しがないようにすすぎます。特にこれからの季節は髪がサラサラに仕上がるタイプがおすすめ。シャンプーが終わったら吸水性の高いタオルで頭皮の水分を吸い取り、ドライヤーは根元部分からあてて生乾きを防ぎます。
そのほかに、頭皮に紫外線が当たると皮脂が酸化してダメージになることがありますので、外出時には帽子や日傘を使うようにします。ただし、通気性の悪い帽子は雑菌が繁殖しやすくなるため、通気性の良いものを選びましょう。
適度に運動することとバランスの良い食事も、頭皮のべたつき防止の大事なポイントです。揚げ物やお菓子の食べすぎは体内で中性脂肪に変わってしまいますので注意します。頭皮のべたつき防止になる栄養素は、脂肪の代謝に役立つビタミンB2・B6など。B2は豆類・レバー・卵・緑黄色野菜などに多く、B6はにんにく・牛レバー・まぐろ赤身・かつおなどに豊富に含まれます。
ちょっとした工夫でべたつきやすい髪もさっぱりと。暑い季節もサラサラ髪で快適に過ごしたいですね。