暑さの厳しい夏も終盤にさしかかっています。この時期になると、肌のごわつきやくすみ、キメの粗さなどが気になることがあります。そんな悩み多き夏の終わりに行いたい肌のケア方法についてご紹介します。
夏の終わりは、強い紫外線によるダメージや汗、エアコンによる乾燥などの積み重ねで角質層のバリア機能が低下し、肌のターンオーバーに乱れが生じがちになります。肌が生まれ変わるサイクルが乱れると、新陳代謝が悪くなって角質がたまり、ごわつき肌につながります。
ごわつき肌対策としては、ターンオーバー、つまり肌の生まれ変わりの周期を正常化させることが大切。生活のリズムを規則正しくし、質のいい睡眠をとって十分に体を休めること、そしてバランスの取れた食事を心がけることが重要です。
食生活では、ターンオーバーを整える栄養素で、牡蠣・牛肉・レバー・うなぎ・チーズ・するめなどに豊富な「亜鉛」をしっかり摂りましょう。また、コラーゲン生成を助ける栄養素でパセリや赤・黄ピーマンなどに多く含まれる「ビタミンC」や、ナッツ類や植物油に豊富で若々しさを保つ「ビタミンE」なども不可欠。冷房で体が冷えた時は、冷たい飲み物は常温にして飲むとよいでしょう。
そして、ごわつき肌対策でもうひとつ重要なのは、ていねいな洗顔です。石けんを石けんネットでモコモコに泡立てて優しく洗います。これにより古い角質や汚れを浮かせて取り除きます。その際、石けんは肌に優しいものを使いましょう。汚れだけを取り、うるおいを残してくれる洗顔フォームがおすすめです。
また夏の終わりのごわついた敏感肌には、洗顔後の保湿が肝心。コットンにたっぷり化粧水を浸して肌につけますが、その際に前もってコットンを精製水に浸しておくと、化粧水をたくさん含んでくれます。 できれば、そのままコットンパックも。コットンが乾かないくらいまで15分程度パックして化粧水を肌にしみこませます。コットンが乾くまでパックしてしまうと、肌の潤いを奪われますので気をつけましょう。
休息と栄養とお手入れで元気な肌を取り戻して、健やかな笑顔で夏の終わりを過ごしたいですね。