外遊びが楽しい季節がやってきました。土や水に触れ、自然の中で遊ぶのは、大人も子どもも本当に気持ちがいいものです。ただ注意したいのは、外遊びではさまざまな汚れが手につくこと。家に帰ってからの手洗いはしっかりと行う必要があります。今回は、小さなお子さんがいるご家庭で役立つ、手洗いのポイントなどについてご紹介します。
公園の砂場遊びには、子どもの感性を育てる大切な役割があります。ただ、砂場には犬や猫などがやってきたりして、かなり汚れている場合もあります。遊んだら、その場で手を洗うだけでなく、帰宅してからきちんと石けんできれいに洗うことが大切。また、子どもたちは砂場で遊んだ手でいろいろな遊具に触るので、遊具を使った場合も手を洗うように心がけましょう。
これからは水遊びが気持ちいい季節になりますが、なかには衛生管理が行き届いていない池や水辺、噴水などがあるかもしれません。砂場と同様に帰宅後はしっかりと石けんで洗浄したいものです。
小さなお子さんへの手洗いのしつけのコツは、まず家に帰ったら必ず石けんで手を洗うことを習慣化します。そして、小さな子が手を洗いやすいように踏み台を用意したり、タオルも子どもが使いやすい位置に設置します。抱っこされて洗うよりも、"自分でちゃんと洗えた"という自発的な気持ちを育むことが、手洗い好きにさせるポイントです。
また、親が手洗いの見本を見せることも重要です。子どもは興味を持ってまねをします。その際には、手洗いの大切さについて説明してあげましょう。手の汚れをしっかり落とすには、手洗いに30秒程度かけることが推奨されていますので、童謡を1曲歌いながら洗うのもよいでしょう。
お子さんの手洗いには固形石けんのほか、泡のハンドソープもおすすめです。泡のタイプはポンプ式が多く、子どもでも簡単に使えます。また泡の感触が気持ちよく、子どもが手洗いを楽しみながら、きめの細かいモコモコ泡で手の隅々まできれいになります。石けんやハンドソープは、子どもの肌にも優しいタイプを選ぶようにしましょう。
手洗いは健康管理の基本。暖かくて気持ちいい日はどんどん外へ出て、家族の健康を守りながら元気に遊びたいですね。