少しずつ気温が上がり、汗ばみやすい季節がやってきました。汗のニオイは、気づいていないのは自分だけということもあります。自分は大丈夫と思わず、汗のニオイに気を配っておきたいところです。そこで今回は、汗のニオイを抑える方法をご紹介します。
汗がにおう原因の一つとしては、汗腺の働きが低下気味になり、さらさらの良い汗をかきづらくなっているケースがあります。その背景には運動不足やエアコンに頼りすぎる生活で、汗をかく機会が減っていることが挙げられます。日頃から適度な運動を行って汗腺を鍛え、良い汗をかける体にしておくことが重要です。
規則正しい生活と栄養バランスの取れた食事を摂ることも大切です。肉類や揚げ物、スナック菓子、辛い食べ物などは汗のニオイの原因になりやすいといわれています。一方で、食物繊維の多い野菜や海藻などは汗のニオイを抑えてくれますので、積極的に摂るように心がけましょう。
お風呂にゆっくりと入ることも効果的です。お湯につかることで代謝が高まり、老廃物や乳酸が排除されやすくなります。乳酸が減れば、一緒に生成されるアンモニアが少なくなり、ニオイの予防につながるようです。またお風呂で温まることで汗腺が鍛えられ、良い汗をかきやすくなります。
そして、体の洗いすぎにはご注意を。常在菌のエサになる皮脂や汗を落としすぎると、良い菌が死滅して悪い菌が優勢になってしまい、ニオイを強くしてしまうことがあります。体を洗う際は肌をゴシゴシこすらずに、石けんをしっかり泡立ててから優しく洗うようにしましょう。
上着を脱ぐことも多くなるこれからの季節。自信をもってふるまえるよう、普段の生活を見直して、汗のニオイ予防をしておきたいですね。