乾燥しがちな季節は、髪がパサついてまとまりにくいという人も多いのではないでしょうか。それはキューティクルが傷んでいることが原因かもしれません。
キューティクルを守るにはちょっとしたコツがあります。今回はキューティクルを守って美しい髪をつくるための方法をご紹介します。
キューティクルは、髪の表皮にあるうろこ状の組織で水分を保持する役目があります。これがはがれると水分をキープできずパサパサになり、枝毛も増えていきます。キューティクルはパーマやカラーリングのほか、間違ったドライヤーのかけ方などでも傷みやすくなります。
特にドライヤーは毎日行うことなので、注意したいポイントです。ドライヤーを高温で使うと、髪がヤケド状態になりキューティクルやその奥の層にダメージを与えてしまうことがあります。ドライヤーの温風を手に当てて、熱すぎないか確認しながら行うとよいでしょう。
また、ドライヤーでだらだらと長時間乾かすのもNG。たとえ適温でも長く熱をかけることで水分が飛んで乾燥を招いてしまいます。そこで大切なのが、早く乾かすテクニック。水分は内側(頭皮側)にたまっているので、髪を立ち上げるようにして根元から乾かします。根元がある程度乾いたら表面を乾かし、最後に毛先を乾かすと長い髪でも意外と早く乾きます。
ドライヤーの吹き出し口を髪に近づけすぎないよう、離して使うのもポイント。8割程度乾いたら冷風モードに切り替えると、開いたキューティクルが閉じて髪がまとまりやすくなります。慣れればとても簡単で、効果的なのでおすすめです。
そして、キューティクルを守るもうひとつの方法はトリートメントです。トリートメントで髪に水分と油分を浸透させてダメージを補修します。「無添加トリートメント」なら、刺激が少なく髪や頭皮にもやさしいのでおすすめです。
ノンシリコーン処方の「サラサラ」タイプとうるおい豊かな「しっとり」タイプがあり、髪質に合わせて選べるのもメリットです。トリートメント後のタオルドライの際には、古いタオルを使うと繊維がキューティクルを逆立てやすいので吸水性の高いタオルを使うようにします。
もうすぐ春。パサパサ髪とはお別れして、うるおいとツヤのある髪でうららかな季節を迎えたいですね。