体調を崩しやすい梅雨時がやってきました。食生活をきちんとしたいと思っていても外食をしなければいけないときも結構ある、という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、体に優しい上手な外食の仕方についてご紹介します。
外食のよくある問題点は、食事を早く済ませるためにパスタやラーメン、カレーなどの単品の料理が増えてしまうこと。炭水化物が多い単品料理が続くと栄養のバランスが悪くなりがちです。また外食の場合は、塩分や糖分を摂り過ぎる傾向があります。
こうした外食のデメリットを防ぐ方法としては、定食ものを選ぶことをおすすめします。野菜の小鉢が付いた焼き魚定食や肉野菜炒めの定食などバランスが良く理想的。洋食のサラダ付きの定食でもいいですね。全体的にできるだけ野菜が多く使われ、脂肪分の少ない肉などが使われているメニューを選ぶようにします。丼ものや麺類は、中華丼や五目そばなどのなるべく具の多いものがよいでしょう。
また、定食でなくても意識的に野菜を補うことが大切。ファミリーレストランなどではサイドメニューで野菜を補いましょう。イタリアンや中華などの料理店でも、主食以外に野菜のメニューを頼むようにします。複数人数で行ったときは、主食・主菜・副菜がそろうメニューを注文して、シェアするといいですね。居酒屋などでも味つけの濃いおかずがアルコール飲料の飲み過ぎにつながるので、野菜の小鉢やサラダも注文するようにします。
さらに、同じものを食べ続けないことも大切です。外食といっても、特徴はさまざま。和食はカロリーは低いけれど、塩分が多め。洋食はタンパク質を多く摂れますが、脂質が多め。中華はバランスがいいですが、やはり脂質が多め。いろいろな料理の特徴を踏まえて、前日に食べたものを思い出しながら、変化に富んだ食事を心がけることで総合的にバランスを取ることができます。
そして、糖分や塩分はできるだけ抑えたいですね。ドリンクバーは炭酸やジュースなど糖分が多いので、無糖のお茶などがおすすめ。調味料を使うときは、直接料理にかけず、別皿にとって付けると塩分や糖分の摂取量を減らすことができます。さらに食べる順番を野菜、タンパク質、炭水化物の順にすると、血糖値が上がりにくくダイエット効果も期待できるようです。
外食はいつもと違う環境で食事を取ることができ、気分転換にもなって楽しいものです。一方で健康や美容も大切。体に優しい外食を生活習慣の一つとして取り入れたいですね。