冬になると、かかとが乾燥してガサガサに。ストッキングが引っかかり、痛いひび割れになったりすることがあります。そうなる前に適切なケアをして予防したいものです。今回は、自宅でできる簡単なかかとのお手入れ方法をご紹介します。
かかとの角質が厚くなる理由は、主に体重を支えるために摩擦や圧迫の刺激から体を守るために皮膚の表面が硬くなっていくためです。そして、足裏には皮脂腺がないので、水分をキープできず乾燥しやすくなります。さらに冬は冷えによる血行不良で皮膚の細胞に栄養が届きにくくなることも影響します。
かかとのガサガサ予防のために日常で気をつけたいことは、暖かい靴下を履くなどして、足の血行を良くすること。靴がかかとを刺激して硬くしている場合もあるので、きちんと自分の足のサイズに合った靴を選ぶことが大切です。
かかとのケア方法としては、まず余分な角質を取り除きます。入浴後に柔らかくなった角質を乾かし、やすりの粗い面を使って硬い部分を一方向に優しくこすり、さらに細かい面を使ってさっとこすって仕上げます。
ただし、強くこすると、削りすぎると皮膚を傷め、かえって角質を硬くするので要注意。角質ケアをした後は、保湿クリームを塗ります。足ツボを押しながらクリームを塗ると血行が促され、代謝を高めることができます。保湿をしたらすぐに靴下を履いてかかとを保護し、保湿成分を浸透させましょう。
先のとがった靴やハイヒールを履く方には、エクササイズがおすすめです。窮屈な靴を履いていると、足の指がくっついて血行が悪くなります。そこで、ストレッチを行います。足の指を裏側に曲げてグー、親指だけ甲の側に曲げ、他の指を裏側に曲げてチョキ、全部の指を離してパー。これを5~10回。さらに、つま先を甲の側に引き寄せたり、足の裏側に曲げたり、足首をぐるぐる回します。
毎日私たちの体を支えてくれているかかと。ちょっとしたケアでうるおいを保ちながら、厳しい季節を乗り切りたいですね。