夏はたくさん汗をかいて夏やせしそうなのに、なぜか太ってしまうことがあります。実は、夏は太りやすい理由があるのです。意外な落とし穴にはまって、せっかくの夏なのに、素肌を見せるのが憂うつにならないようにしたいですね。そこで今回は、夏にスッキリボディをキープするためのコツをご紹介します。
まず夏に多いむくみは、体内の塩分を排出するカリウムが、汗とともに奪われることによって起こるといわれます。特に夏は塩気の強いものの取りすぎで、排出しきれずに残ってしまうことが多いようです。
また、冷たい飲み物などを摂り過ぎるのも、むくみに拍車をかけてしまいがちです。むくみ対策としては、塩分や冷たいものを適量に抑えるとともに、塩分を排泄しやすくするカリウムが豊富なパセリ、アボカド、さつまいもやほうれん草などの野菜のほか、納豆、枝豆などの豆類、乾燥ひじきなどを積極的に摂るとよいでしょう。
また、冬は体温を上げるために代謝が上がりますが、逆に夏は暑いことから体温を下げるために代謝が下がります。さらに暑くて外に出る機会が減り、運動不足になりがちです。
これらの対策としては、できるだけ涼しい時間に軽い運動をしたり、通勤時やお買い物のタイミングを利用して、意識して体を動かすのがおすすめです。体を冷やしすぎないように冷房を控えめにしたり、入浴はシャワーだけでなく浴槽につかって体を温めることも効果的です。
食生活では、夏はさっぱりした麺類などがおいしい季節ですが、そればかりだと炭水化物が多くなり、太る原因になります。
夏でも体を温めることを考えたバランスのよい食事を心がけましょう。もうひとつ夏太りの落とし穴として注目したいのが、「夏は体力をつけるために食べなければ」と必要以上に食べてしまうことです。いつもと比べて油物や肉類を意識的に増やしていないかなど、食生活に変化がないかチェックすることも重要です。
夏は、暑さの影響で食生活をはじめ、生活が乱れやすい時期です。その結果夏バテや体調不良、そして夏太りにつながります。ちょっとした気づかいで、健康とスッキリボディを守りたいですね。