冬は空気の乾燥によって、枝毛や切れ毛などの髪の悩みが増える季節。髪がまとまりにくく、すぐにボサボサになってしまうという方も多いのではないでしょうか。そんなちょっと憂うつな季節も、うるおいのある美しい髪をキープして、おしゃれなヘアスタイルを楽しみたいものですね。今回は、髪を乾燥から守るためのコツやお手入れ法などをご紹介します。
冬の髪のトラブルの大きな原因は、髪の水分が不足してパサパサの状態になっていること。髪が乾燥していると、摩擦で静電気が起こり、キューティクルがはがれやすくなります。その結果、髪の内部のうるおいや栄養が外に出てしまってツヤがなくなったり、枝毛や切れ毛などが発生しやすくなります。こうしたトラブルを防ぐには、髪の水分をいかに保つかがポイントになります。
まずシャンプーで髪を洗った後は、しっかりすすぎ、丁寧にトリートメントケアをするとよいでしょう。時間があるときには、髪の毛をラップで巻いたり、蒸しタオルなどを利用して浸透しやすくするのもおすすめ。その場合は、トリートメントは地肌には付けないようにして少し時間を置き、よく洗い流します。また、髪を乾かすときには、ドライヤーを長くかけすぎると、髪の毛が傷む原因になります。髪が乾ききる前にブローを始めて、早めにドライヤーを終わらせることが、髪の保護につながります。
室内では、加湿器などで湿度を調整したり、エアコンの温風が直接髪に当たらないようにすることも大切。外に出掛けるときには、帽子をかぶることで、外気の乾燥から髪や頭皮の乾燥を防ぐことができますよ。マフラーも部分的ではありますが、髪を保護することができます。帽子やマフラーの素材は、静電気が起こりやすい化繊ではなく、綿やウールなどの天然繊維がよいでしょう。コートの襟も髪に触れて摩擦が起きますので、素材選びに注意したいですね。
普段の生活でも、十分な睡眠やストレスをためないことも、髪のための重要なポイントです。食生活では、髪を作るための主な栄養成分であるタンパク質をはじめ、ビタミンAやB、E、亜鉛、ミネラルなどをバランスよく摂取しましょう。
冬でも髪がうまくまとまって、ヘアスタイルが思い通りに決まったときのうれしさは格別。寒い冬も、ちょっとした気づかいで美しい髪をキープして、心晴れやかに過ごしたいものですね。