これから秋にかけて少しずつ気温が下がる時期、簡単に実践できるウォーキングはお勧めの有酸素運動です。普段の生活にウォーキングを取り入れることで、体調も良くなり、美しいカラダづくりにもつながります。
今回は、ウォーキングの方法についてご紹介します。まず、正しく背筋を伸ばして立つことがポイント。くれぐれも猫背にならないように。鏡でチェックしたり、パートナーに確認してもらってください。そして、糸で頭のてっぺんを引かれているような感じをイメージし、お腹を引き締めます。その状態のまま、軽くあごを引いて10メートルくらい先に視線をやります。こうすることで、上半身があちこちへと揺れないようになります。
次に歩き方ですが、一本の線の上を歩くような意識で、膝をなるべく曲げないように足を前に出します。そして、かかとから地面におろし、爪先で蹴り上げるように離します。腕は、ひじを「く」の字になるような感じで軽く曲げ、大きく前後に振るようにします
歩く速度は、普段歩くよりも少し早い程度で、汗を軽くかくくらいがいいでしょう。リズムを出して歩くように心がけてください。歩幅はいつもより少し大きめで、呼吸もなるべく深くするように意識してみてください。ウォーキングのような運動は、ある程度の時間を続けるのが効果的といわれていますので、少なくとも30分くらいは歩くことをお勧めします。
ウォーキングは毎日同じ時間に行うことが理想的ですが、「食事の前」に行う場合は、少しだけご注意を。空腹の状態でウォーキングをすると気持ちが悪くなったり、めまいを起こしたりすることがあります。事前にバナナなど軽くお腹に入れてから歩くようにしましょう。朝起きた直後は、体がまだ起きてないためにケガをする場合もありますので、準備運動をして体を目覚めさせてから歩いてください。
また水分補給も忘れずに。ウォーキング前に少し飲んでおき、またウォーキング中はのどが渇く前に、こまめに補給するようにしてください。のどが渇いたと感じたときには、すでに水分が不足している状態で、また水分が体内に吸収されるのに時間がかかるためです。
何より大切なのは、継続することです。毎日でなくてもいいので、無理をせず、できる範囲で行ってください。なるべく正しいフォームを心掛けて、ご自分のリズムを見つけてみてください。ウォーキングにリズムができると、カラダに余計な力も入らないので、疲れず楽しく長続きさせることができますよ。
ウォーキングはカラダを整えるだけでなく、新たな発見をしたり、季節を感じたり、心のゆとりにもつながります。ぜひリフレッシュという意味でも習慣になさってみてはいかがでしょう。