ジメジメと不快指数の高い季節がやってきました。湿気で細菌が繁殖しやすく、皮脂分泌も活発になるため、ニキビなど肌も荒れやすくなっています。汗の量も増え、べたつくことも多くなり、それが肌トラブルにつながることもあります。
まずは、洗顔を念入りにすることがべたつき感を抑えるコツです。クレンジングと洗顔料のダブル使いでていねいに洗うことで、化粧のりもよくなり、脂浮きも少なくなります。部分的にテカリが気になる方にはTゾーンの2回洗いをおすすめします。
この時期の肌は、汗や湿気でうるおっているように思いがちですが、実は冷房や除湿、紫外線などの影響で、お肌の水分は不足していることがあります。テカリやべたつきが気になる時は、きちんと保湿をして乾燥からお肌を守りましょう。
この季節、ハーブやスパイスも活用してみてはどうでしょう。香りを楽しむだけでなく、消臭や防虫、抗菌効果などもありますので、さまざまな場所で使えます。たとえば、サシェ(匂い袋)などにするのも一つのアイデアですね。枕元に置いたり、タンスや靴に入れたり、バッグに入れて持ち歩いたり...。
梅雨の時期におすすめのハーブは、抗菌作用が強いと言われるラベンダー、タイム、クローブや、すっきり系のペパーミントやレモングラスです。アロマオイルをコットンにしみ込ませて、サシェにするのもいいですね。一日頑張った自分へのごほうびとして、バスタイムには、浴槽に好みのアロマオイルを数滴垂らすのもよいでしょう。シャワーだけの日なら、バスルームの床や浴槽に精油を垂らしておくと、湯気とともに香りが立ち上りますよ。いつもと少し違った雰囲気を楽しんでみては。
また、除湿効果が高いと言われる「炭」をおしゃれなカゴなどに入れてお部屋に置けば、素敵なインテリアにもなります。新聞紙をタンスの引き出しや畳の下に敷いたりするのも、意外と簡単な湿気対策となります。
うっとうしい季節ですが、日本女性の肌が美しいのは、「紫外線が一番強い初夏」と「太陽ギラギラの真夏」の間に、湿気の多い梅雨の時期が存在するからだともいわれます。初夏から夏へのちょっとしたブレイクタイムと考えて、湿気と上手につきあいながら、肌や身体の調子を整えたいものですね。