いよいよ冬が近づいてきました。今年は新型インフルエンザの流行もありますので、体調管理には気を付けたいですね。「病は気から」という昔からのことわざにもある通り、身体的な体調管理とあわせて気を付けたいのが精神的な健康。特に、何かとストレスの多い現代社会。体調管理のためにも、昼間の身体的・精神的な疲れを癒す「質の良い睡眠」を心がけ、翌朝すっきりさわやかな気持ちで目覚められる日々を送りたいものです。ポイントは睡眠をとる時間帯と睡眠環境。あなたはどんな睡眠をとっていますか?
睡眠について、「美容と健康には、22時から翌日2時までの間に睡眠をとるのがベター」といわれています。これは「成長ホルモンの分泌が活発な時間帯」だからです。成長ホルモンは、お肌はもちろんカラダ全体の傷ついた細胞や組織を修復し、疲れの回復を促す大切なもの。成長ホルモンがきちんと分泌されることで質の良い睡眠となり、翌朝の「熟睡感」へつながっていくのです。
質の良い睡眠のために、睡眠環境を見直してみるのも一案です。寝室や寝具は最適でしょうか。基本は「リラックスできる環境」。明るすぎない照明の寝室の確保や、締め付け感のない清潔なパジャマ、寝返りのうちやすい寝具など、ご家族のぶんも含めて再度チェックしてみてはいかがでしょう。
また、布団に入っても寝付けない夜もあるのでは。精神を安定させる効果のあるカルシウムを含むホットミルクを飲むというのは有名ですが、それ以外にも意外なものが「玉ねぎ」。玉ねぎをスライスして枕元に置いておきます。玉ねぎを切ると涙が出る原因となる「硫化リアル」という成分が、神経を鎮静させ、眠りを誘う作用があるといわれています。
他にも、ラベンダーやレモンの香りにも鎮静作用があるといわれています。これらの香りのアロマオイルをティッシュに2~3滴しみ込ませて、枕元に置いておくのも比較的簡単にできる方法です。お好みのもので一度試してみてはいかがでしょう。
カラダも心も充分に休息して明日に備えるためにも「質の良い睡眠」はとても大切。自分にあったスタイルで質の良い睡眠をとり、カラダと心の一日の疲れをリセットして、また明日も健康なカラダと心で過ごしたいものですね。